こんどの土曜日(11日午後3時から)は昼・詩の連続講座。2009/07/08 22:00

細見和之さんの著書
昼・詩の連続講座を担当している細見和之さんが、岩波書店から『ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む――言葉と語りえぬもの』という本を出しましたのでご紹介します。定価2900円+税。ぜひ書店でお買い求めください。(銅)

写真(クリックすると拡大表示されます)では見えない裏表紙側の帯文――人間は「語りえないもの」に名前をつうじて語りかけるとともに、当の語りえないものは自ら「啓示」として人間に語りかけている。事物はその深い悲しみにおいてかえって「認識しえないもの」に自らが認識されていると強く確信している。……こういった発想ないし語り口には、ヘーゲル的な絶対者とは対蹠的な形で……なお「絶対的なもの」を志向=思考する可能性が、かろうじて確保されているのではないだろうか。

コメント

トラックバック