道浦母都子さんを招いての特別講座に72名。2010/05/22 17:59

 初夏の汗ばむ陽気のなか、道浦母都子さんの特別講座が開催されました。参加者72名のうち、一般・文校OGの方が14名。
 近代短歌から現代短歌までを振り返りつつ、小説や詩との違いと共通性についての、とても興味深い1時間あまりの講演でした。
 その後、参加者に原稿用紙をくばり、“愛の短歌(うた)”を実作してもらいました。
 次の5首は、講座後も教室に居残り、机とイスの並び替えを手伝ってくれた5名が作り、道浦さんからも好評だったものです。5名とも短歌初挑戦でした。

雨の日の傘はどこへとながれつくあの日のもとへひらいたままに
                     もねこ(夜・松本クラス)

靴のひも結んで雲の切れ間見て別れたばかりのきみの声聴く
                     山田奈央子(夜・高田クラス)

砂時計逆立て時を巻きもどし遠い面影さがす砂浜
                     河上政也(夜・高田クラス)

そい寝する妻を横目に君思ふ我の心のいとあやうきよ
                     山岡優作(通教・四宮クラス)

懸想文書いたつもりが暗号文解読できる人どこへやら
                     坂元みーか(夜・松本クラス)


(小原)