沖縄から入学生。2010/05/18 20:40

那覇市の23歳男性の方が、通教部小説クラスに入学されました。
今春、沖縄県からは2人目。
中途入学の方の学費は、通教部・夜間部・昼間部いずれの部でも割り引いています。

これで、今春の入学生は97名、在校生総数は457名になりました。ほかに、休学生98名。

(小原)

いよいよ、道浦母都子さんの特別講座。22日(土)午後3時から文校で。2010/05/19 21:10

この数日、電話で何度か、22日の特別講座の段取りについてお話させていただいています。
そのなかで伺ったことによると、当日は、豊富な資料をもとに与謝野晶子、石川啄木、寺山修司、俵万智、辰己康子、そして道浦さんご自身の〈愛の短歌(うた)〉を紹介しながら、受講生の皆さんを実作へ導くことになりそうです。はじめて短歌に挑むという人がほとんどだと思うのですが、原稿用紙にどんな作品ができあがるか、たのしみです。筆記具持参のこと。

道浦さんの経歴等については、このHPのトップページをご覧ください。

公開講座ですので、文校生ではない一般の方も参加できます。ただし、木戸銭として1500円いただきます。文校生500円、休学生・文校OB1000円。

(小原)

道浦母都子さんの著書2冊を揃えました。2010/05/20 20:19

道浦さんのお世話で、22日特別講座のときの販売用として、道浦さんのご著書2冊計40冊をそろえました。
歌集『無援の抒情』(岩波現代文庫/900円+税)、この4月刊行されたばかりのエッセイ集『たましいを運ぶ舟』(岩波書店/1400円+税)です。

『無援の抒情』のカバー折返しには、次のようにあります。

 明日あると信じて来たる屋上に旗となるまで立ちつくすべし
 煙り雨しずかに森を潤せる夕べとなりて一人が沁みる
全共闘世代の闘いと愛と孤立をうたい、日常の風化に抗する意思表示として熱い同時代的共感を呼びおこした歌集『無援の抒情』を中心に、その後の歌集より自選した四百首を加えた。

また『たましいを運ぶ舟』のなかの「短歌でしか言えないこと」には、次のような文章があります。

「……私にとっては、短歌は自己確認の場、日々生きている私の証しを言葉、すなわち三十一文字で表わす。そうした対象として、短歌はある。短歌は自分史、歌で書く生涯日記というべきもの。そんなとらえ方をしている。」
「短歌でしか言えないこと。原稿用紙百枚分を、いえ一千枚分を、たった三十一文字で言えるかもしれない。
 そんな一首をつくりたい。そう思いつつ、歌の海で揺れ続けている私である。」


2冊とも、早々と売り切れると思います。
書店でも入手できるわけですが、当日どうしてもほしい方は、講座開始3時より早めに来場してください。といっても、2時過ぎまでは、昼間部・土曜日クラスの組会がふたつありますので、開場は2時半になります。

(小原)

道浦母都子さんを招いての特別講座に72名。2010/05/22 17:59

 初夏の汗ばむ陽気のなか、道浦母都子さんの特別講座が開催されました。参加者72名のうち、一般・文校OGの方が14名。
 近代短歌から現代短歌までを振り返りつつ、小説や詩との違いと共通性についての、とても興味深い1時間あまりの講演でした。
 その後、参加者に原稿用紙をくばり、“愛の短歌(うた)”を実作してもらいました。
 次の5首は、講座後も教室に居残り、机とイスの並び替えを手伝ってくれた5名が作り、道浦さんからも好評だったものです。5名とも短歌初挑戦でした。

雨の日の傘はどこへとながれつくあの日のもとへひらいたままに
                     もねこ(夜・松本クラス)

靴のひも結んで雲の切れ間見て別れたばかりのきみの声聴く
                     山田奈央子(夜・高田クラス)

砂時計逆立て時を巻きもどし遠い面影さがす砂浜
                     河上政也(夜・高田クラス)

そい寝する妻を横目に君思ふ我の心のいとあやうきよ
                     山岡優作(通教・四宮クラス)

懸想文書いたつもりが暗号文解読できる人どこへやら
                     坂元みーか(夜・松本クラス)


(小原)

昨日、新入生歓迎・文学散歩(堺市)に32名参加。2010/05/24 20:10

文学散歩
文学学校学生委員会主催の“まちあるき堺”と銘打った、きのうの新入生歓迎・文学散歩には、堺市内散策に26名、難波の居酒屋での懇親会に合流したもの6名で、計32名の参加者がありました。うち新入生は10名。津木林チューターも。
学生委員会イベント部キャップの脇さん(夜・尼子クラス)によると、ほとんど一日中雨のなか、途中チンチン電車に乗ったものの5キロほど歩いて名所旧跡をたずねたそうです。旧堺燈台、千利休邸跡、南宋寺、刀鍛治の仕事場など。ほとんどの人が、はじめて見聞することばかりで
感嘆することしきりだったそうです。
世話していただいた学生委員会の皆さん、ご苦労さまでした。

(小原)

22日の道浦母都子さんの特別講座参加者からメールがとどきました。2010/05/24 22:46

この4月に通教部に入学された兵庫県の方からのものです。  (小原)

      *         *

通信教育部の森田です。
はじめて大阪文学学校に行きました。
私はここの学生なんだとうれしかったです。
有名な歌人をまじかに直接お話が聞けて興奮しました。
短歌の実作があることが魅力的だったのに、私は時間内に
作品が作れず、タイムオーバーで締め切られてしまいました。
周りの人が次々作品を仕上げていくのにびっくりしました。
それもかなり完成度が高いのです。
教養や知識がないと作れない歌を詠んだ人やかなり大胆な歌を詠んだ人も複数おられ、もう圧倒されっぱなしです。
情景が浮かぶような歌もありました。
さすが文学を学ぶ人の集まりだなぁと思いました。
私も道浦母都子さんに自分の作品をよみあげてもらい、一言でも批評してもらいたかったです。自分の瞬発力のなさにがっかりです。でも、実力を磨いている人達のなかでこれから勉強できるのだから少しでも前進できるようがんばりたいと思いました。行ってよかったです。ありがとうございました。

『失くした季節――金時鐘四時詩集』が、NHK・BS2でとりあげられます。2010/05/25 21:30

その番組は《週刊ブックレビュー》で、放送は6月5日(土)午前8時30分からです。再放送もあります。詳しくは、NHKのHPでご確認ください。

金時鐘さんの公開講座“昼・詩の連続講座”の作品提出締切日が迫ってきました。6月2日(水)です。こちらの詳細は、文校HPのトップページから入ってください。

(小原)

通教生・休学生に、住所録、学生新聞「コスモス」などを郵送。2010/05/27 18:13

通教生には、
①住所録、
②学生新聞「コスモス」、
③6/27通教部スクーリングおよびその前段のプレ・スクの案内、
④スクーリング(プレ)出欠ハガキ、
⑤『樹林』7月号(通教部作品集)掲載作および作者一覧、
⑥7/23応募締切の『樹林』在校生作品特集号の作品および選考委員募集要項(学生委員会発行)、
⑦金時鐘さんの昼・詩の連続講座案内、『失くした季節――金時鐘四時詩集』がNHK衛星第2でとりあげられることのお知らせ、
⑧夜間部生・久保佳与子さんの童話が6月、毎日新聞に連載されることのお知らせ
の8種類の印刷物をお送りしました。

休学生には、
①、②、⑦、⑧
をお送りしました。

『樹林』5月(春)号、6月(在特)号の2冊は、通教生・休学生ともに、25日(火)夜、郵送してあります。おそらく、ほとんどの方のところへは今日届いていると思います。

『樹林』2冊、8種類の印刷物は、文校教室のテーブルの上に置いてあります。昼間部生・夜間部生は、クラスゼミのとき、持ち帰ってください。

(小原)

消防訓練2010/05/29 16:49

文校の入っている新谷町第1ビル(9階建て)の消防訓練がありました。
4階以上の住宅階、3階以下の事務所・店舗階などから15名の参加がありました。
非常ベルが鳴らされたり、館内放送で事態が告げられたりしましたが、ぼくの役目は、事前のシナリオに従って、2階廊下に備え付けの消火器を持って出火場所に急行することでした。
2時半過ぎのことで、まだ津木林クラスはゼミ中でしたが、訓練に参加してもらうのは見合わせました。

(小原)

在校生の久保佳与子さん、毎日新聞に童話を連載!2010/05/31 20:51

毎日新聞
上の5月30日(日)毎日新聞・朝刊で告知されているように、久保佳与子さん(夜間部・専科小説 青木クラス在籍)の作品「きえたレインコート」が、毎日・朝刊の連載童話欄「読んであげて」に6月1日(火)から6月中、連日載ります。

久保佳与子さんは神戸大学建築学科4回生。大阪文学学校入学は09年4月で、夜間部小原クラスに。09年秋期の「入学案内書」(樹林09年10月号)で、“在校生の声”欄と“在校生の作品”欄に登場。後者の作品は、26枚の「雨ときどきグラタン皿」という児童文学でした。

毎日新聞大阪本社・学芸部にお聞きしたところによると、「読んであげて」欄は、1カ月交代でさまざまな児童文学作家(または絵本作家)が執筆しているのだそうです。これまでに、今江祥智さん、那須正幹さん、角野栄子さん、志茂田景樹さん、三木卓さん、あさのあつこさん、柏葉幸子さんらが登場しています。
掲載されるのは毎日新聞大阪本社発行版の朝刊で、その範囲は、北陸、近畿、中国(山口県を除く)、四国です。掲載面は、中ほどの“BSラジオ”面で、衛星テレビやラジオ番組の一覧が載っているページです。なお、毎日新聞のホームページにも載るそうです。

(小原)