通教部生・大野直子さんが詩集『化け野』刊行!2011/10/27 22:17

詩集『化け野』
大野直子さんは、金沢市在住で、文校の通教部には09年4月入学。現在、研究科・苗村クラスに在籍中。今春の第31回大阪文学学校賞〈詩部門〉の受賞者でもある。
自身2冊目となる新詩集『化け野』(澪標/2,000円+税)には、文校賞受賞作の「弔いの木」など、この1、2年の間に書きためた詩編が収められている。文校事務局でも販売中。
通教部スクーリングばかりでなく、金時鐘さんや細見和之さんの“詩の連続講座”にも作品を提出しよく参加されていた。金沢から、夜行バスで往来することが多かった。

詩集の“あとがき”には、次のような一節があります。
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)がばっこする世界を多く描いた作家泉鏡花は、金沢の生まれ。奇しくも同じ町に育ったわたしは、いつしか幽玄の世界に惹かれていたのかもしれません。父の命と向きあう日々、閉ざせば閉ざすほど一方ではひらけ深まってゆく世界も感じていました」
そして、“あとがき”は、担当チューターである苗村吉昭さんへの感謝のことばで結ばれています。

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