NHKが東京から取材に。5日(火)朝「おはよう日本」に文校が出ます。2013/02/01 17:15

NHKテレビ「NHKニュース おはよう日本」の取材・撮影
つい今しがたまで、NHKテレビ「NHKニュース おはよう日本」の取材・撮影が文校の教室でありました。
2日前、担当ディレクターさんから電話がありました。2度の電話で話はとんとんとすすみ、昨夜にはもう東京から事前説明・取材のため文校にやって来られました。
そして今日12時半、ディレクターさんは、カメラマン、音声さんとともに、重たそうな撮影機材をはこんできました。
ぼくへの10分間のカメラインタビューのあと、奧野クラスのクラスゼミ(合評会)の間中、延々2時間20分カメラを回しつづけていました。ゼミの前後や休憩時間には、クラス生個々へのインタビュー。

2月5日(火)「NHKニュース おはよう日本」の朝6時から7時45分の時間帯(通常は7時20分~30分ごろ)の中で、今日撮影されたシーンが放映される予定だそうです。“シニア世代の文学熱”というような内容の5分前後のリポートの一部として。
NHKのホームページで事前に、予定時間をチェックしてみてください。

(小原)

万城目学のおっとり文学講演会2013/02/02 14:01

万城目学のおっとり文学講演会  無料〔要 予約〕
聞き手;小原政幸(大阪文学学校事務局長)

2013.3/3(日)2:00PM 〔1:30PM開場〕
大阪YMCA会館 2Fホール 大阪市西区土佐堀1-5-6
□地下鉄 四つ橋線「肥後橋」駅 3号出口 5分
□京阪 中之島線「中之島」駅 6番出口 9分

●まきめ・まなぶ●
 1976年生まれ。大阪市出身。京都大学卒業後、会社員を経て06年『鴨川ホルモー』でデビュー。京都、奈良、大阪、滋賀と関西を舞台に奇想天外な小説世界を繰り広げる。『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』と3度、直木賞候補。映画、テレビドラマ、ラジオドラマ、舞台、マンガの原作になった著書多数。大阪文化の振興に貢献したとして、大阪市制定の09年度「咲くやこの花賞」受賞。週刊文春に11年6月から「とっぴんぱらりの風太郎」を連載中。

主催 大阪文学学校 共催 大阪市/大阪市文化振興事業実行委員会

――〔大阪市(文化振興事業実行委員会)と連係して文学講演会を催すにあたって〕――
 誰しも、本を読んだり、自分の気持ちを文章にすることで、苦しさや悲しみから抜け出し元気を取り戻した経験があるのではないでしょうか。一方では、読んだり書いたりという文学的な営みが、愉楽や充実感をもたらすものであることも体験していることでしょう。
 今日、活字離れが進み、私たちの愛好する文学は影が薄くなった感があります。だからこそ、いつの時代でも、人生に寄り添ってきた文学の灯を絶やさず伝えていきたいと思います。いや、文学講演会を通じて市民の皆さんとともに、文学愛好の灯をもっと大きくしていきたいのです。

予約方法〔4通り。氏名(ふりがな)、住所、電話番号を明示して大阪文学学校事務局まで〕
①往復ハガキ/〒542-0012 大阪市中央区谷町7丁目2-2-305 ②電話/06-6768-6195 ③FAX/06-6768-6196 ④E-mail/staff@osaka-bungaku.or.jp
予約申込多数の場合、抽選。予約締切2月28日。定員350名。

書くことや、文学に関心のある方は
大阪文学学校(URL http://www.osaka-bungaku.or.jp/)まで
お問い合わせください。

お見逃しなく。あしたの朝「NHKニュース おはよう日本」2013/02/04 22:24

NHKのホームページ(番組表)に、2月5日(火) 午前7:00~午前7:45の時間帯の「NHKニュース おはよう日本」の番組内容が予告されています。
大阪文学学校が出てくるのは、【“遅咲きの新人”に出版界の期待が集中!】の特集のときのようです。
ぜひ、観てみてください。

●学生委員会14名集い、『樹林』在特号関連の作業。
一人一作制度の作品の印刷・発送作業などびっしり2時間半。

(小原)

《2/11 木下さん、光本さんの受賞を祝う会》プログラム2013/02/05 21:45

木下昌輝さん・第92回オール讀物新人賞(受賞作「宇喜多の捨て嫁」)
光本正記さん・第8回新潮エンターテインメント大賞(受賞作「紅葉街駅前自殺センター」)
受賞を祝う会

《主催》
夜間部・尼子クラス
大阪文学学校

2月11日(月、休日)PM3:00~
文校教室  会費2000円

どなたでも参加できます


〈プログラム〉

司会/塩崎勝彦(夜・尼子クラス生)
     髙橋淳(夜・青木クラス生)

お祝い(各3分) 
・高畠寛(大阪文学協会代表理事)
・尼子一昭(木下さんの現担当チューター)
・飯塚輝一(木下さんの元担当チューター)
・赤井琢磨(夜・尼子クラス生)
・黒田智子(夜・休学中)
・成田素子(斎藤さんの元担当チューター)

挨拶(各5分)
・木下昌輝さん(10年10月文校入学/夜・飯塚、夜・津木林クラスを経て現在、夜・尼子クラス在籍中)
・光本正記さん(10年4月文校に入学し1年間、夜・津木林クラスに在籍)
・斎藤せちさん(第92回オール讀物新人賞最終候補/09年4月通教部入学/休学中)

乾杯(3分)
・津木林洋(木下さん、光本さんの元担当チューター)


◎斎藤さんの候補作「黄昏のワンダーランド」のコピー進呈

◎木下さん、光本さん、斎藤さんへの質問コーナーも予定

*6時ごろまで立食パーティ。
*上記以外の方からも〔お祝いの言葉〕をいただきます。

文校の出た「NHKニュース おはよう日本」の反響大。2013/02/06 22:15

5日(火)、テレビの「NHKニュース おはよう日本」のなかで、朝7時15分から2分間ほど、昼間部・奧野クラスの組会の様子やクラス生へのインタビュー、文校事務局長のぼくへのインタビューが放映されました。【“遅咲きの新人”に出版界の期待が集中!】という特集のなかで。
短時間でしたが、この番組を観た人たちからかなり問い合わせがあります。熊本県阿蘇郡、アメリカ・ニューヨークからもメールが飛び込んでいます。

余談ですが、NHKを観ている人はとても多いということを改めて認識させられました。事情を知らなかったある文校チューターもたまたま観たということですし、文校の入っているこの新谷町第1ビルの管理人さんにも「出てたね」と声をかけられました。また、鹿児島の実家のほど近くに住む親類からも、テレビで観たとぼくの自宅に電話がありました。

(小原)

奥畑信子さん(昼・高畠クラス)の授賞式2013/02/07 22:22

昼間部生・奥畑信子さん(東大阪市)が、エッセイ「病院の廊下」で第8回『文芸思潮』奨励賞を受賞されたということは、「文校ニュース」12月26日号でお知らせしました。
その授賞式が、1月26日、東京でおこなわれました。
奥畑さんとは同人誌の仲間ということで、いっしょに授賞式に参加された通教部・佐伯晋チューターから、次のようなメールが届いています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
優秀賞をとられた田中濱子さんの挨拶を聞いていて、彼女が大阪文学学校出身であることを知りました。懇親会では同窓ということで親しく言葉をかわしましたが、物静かながら、しっかりとした女性という印象でした。

第八回「文芸思潮」エッセイ賞
http://www.asiawave.co.jp/bungeishichoo/201247gou.pdf

(小原)

学生委員会からのお知らせ……一人一作制度について2013/02/08 14:53

☆5日(火)、一人一作制度の作品を発送しました。すでに着いていると思います。
『樹林』在特号の小説部門に限り、【一人一作制度】というものがあります。
一次選考結果の上位約6作品について、1作品につき30人、合計180人の方に作品の選考をお願いしようという制度です。
小説・詩・エッセイの各部門の作品応募者およびそれら各部門の一次・二次の選考委員を除いた在校生を対象とし、二次選考にあがってきた上位約6作品の中からランダムに一作だけを郵送させていただきます。
その一作を読んでいただき、評価と作者へのコメントを記入し、同封の返信用封筒で文校へ返送していただきます。
その評価を集計し、上位1作品を在特号に掲載いたします。
突然送付されてきて驚かれるかも知れませんが、どうかご協力お願いします。
☆2月20日(水)   一人一作制度 評価の返信締切

6人目の春期新入生! 2/11 木下さん、光本さんの受賞を祝う会2013/02/09 17:31

昼3時ごろ、文校ではちょっと見かけないほど礼儀正しい青年が事務局を訪ねてきました。入学案内書を請求したこともない人でした。2、3年前、毎日新聞で文校の存在を知り、ホームページはチェックしていたとのことです。
話をしているうちに、「実は、お金は持ってきているのです」とのことでしたから、入学申込書を差し出し、それに住所・氏名などいろいろ書き込んでもらいました。
13年春期6人目の新入生にあたり、夜間部・小説クラスへ。


●【木下昌輝さん・第92回オール讀物新人賞(受賞作「宇喜多の捨て嫁」)  光本正記さん・第8回新潮エンターテインメント大賞(受賞作「紅葉街駅前自殺センター」)  受賞を祝う会】

日時:2月11日(月、休日)PM3:00~
会場:大阪文学学校教室  
会費:2000円(立食パーティー)
主催:尼子クラス(夜間部)/大阪文学学校
どなたでも参加できます

◎当日の司会は、塩崎勝彦さん(夜・尼子クラス)と 髙橋淳さん(夜・青木クラス)。
◎木下昌輝さん(夜・尼子クラス)、光本正記さん(10年4月から1年間夜間部に在籍)のほかに、オール讀物新人賞最終候補の斉藤せちさん(通教部研究科休学中)からも挨拶があります。斉藤さんの候補作コピーを配布します。
◎木下さん、光本さん、斉藤さんに縁のあるチューターや文校生にお祝いスピーチをしてもらいます。

(小原)

木下さん、光本さんの受賞を祝う会2013/02/11 18:28

木下さん、光本さんの受賞を祝う会
約40名の参加。
第92回オール讀物新人賞を受賞された木下昌輝さん、第8回新潮エンターテインメント大賞の光本正記さん、そしてオール讀物新人賞最終候補に残った斉藤せちさんを迎えて、まず現・元担当チューターや同級生からお祝いのことばをいただきました。あたたかい励ましや辛らつなエピソードに笑いが起きたりと、和やかな雰囲気のなか会は進みました。
そして乾杯のあとは立食パーティ。さらに盛り上がりました。
お三方を前に質問コーナーも設けられ、受賞作やその裏話、いまの心境やこんごの活動についてなど、さまざまな質問が相次ぎました。
木下さん、光本さん、斉藤さん、こんごのご活躍をお祈りしています!(真銅)

第3回 夜・文章講座のご案内。2013/02/12 18:44

夜・文章講座
小説の基礎篇Ⅲ―小説とエッセイ・ノンフィクション・評論
講師 葉山郁生(作家)

第3回 2月25日(月)午後6時30分~

○現代社会の評論
現代社会の閉塞を広く考えてみたい

教材=河原宏「ドストエフスキーとマルクス」(彩流社)

  *  *  *  *

課題=一回目と二回目の内容をできるだけとりこんだ短編小説(原稿用紙5枚程度も可)

 今回のテーマや教材は幅広いものですが、あまり難しく考えないで、一回目と二回目の合作でいいです。二回目、出していただいた渡利真さんのノンフィクション的列挙文を参考に掲げます。ご自身ないし周辺の男女と家族の関係を二枚(ないし五枚)程度でスケッチしてください。


 渡利真「現代恋愛模様」

 30代後半の男性は結婚を必要としない人が少なくない。A子の息子は38歳で結婚した。いつも付き合う相手はいるのだが、結婚に踏み切れずだった。B子の息子は付き合う女性は多いが結婚をする気はない。娘たちにも、この世代の親は結婚のしばりをかけない。
 C子の息子は大学の同級生の彼女をよく家に連れてきた。朝起きると彼女が泊まっているのに出くわした。就職して半年、息子はC子に、「悲しいお知らせがあるのですぼくがこの家を出ていくからお母さん淋しくなります」と言って彼女と折半でアパートを借りた。結婚をする覚悟と金はない。取りあえず同居。C子は彼女が気に入っている。D子の23歳の息子はホテルのレシートを部屋に落としていた。彼女と二人の名があった。やがて関東で彼女と一緒に住む。食事は息子がほとんど作る。
 E子の三十過ぎの息子も結婚はしないけれど彼女を伴って東京へ移住した。劇団の仕事は収入が不安定で、結婚は頭にない。E子は、結婚しないのは構わないけどこどもは作らないようにと注意する。一人より、二人で居る方が親は安心だとD子もE子も思う。結婚にこだわらず、子が無理をしているなら離婚もOK、が今の親世代である。
 親世代自身はどうか。
 F子は30年続いたパートナーと自ら別れた。子はいない。直後から精神的に落ち込み、新しいパートナーを探した。仕事でも家事でもきわめて有能にこなす彼女は、自分のことだけでは飽き足らず、尽くす相手が欲しい。50を過ぎたらみんな結婚してるよね。誰かいい人紹介してくれない、などといっていたのに、二年もたたないうちに新しい恋人ができた。妻子のあることは気にしない。F子は生き生きしだした。パートナーの店を手伝い、昼間は他に通勤する。それでも疲れることなくすべてをこなしている。
 40代G子は出会い系を利用する。若い時の中絶で妊娠できない体になり結婚願望はない。きわめてオープンである。病院へ友人を見舞い、その帰りに友人の夫と。ビルの中で、関係をもっている出入りの業者が胸をツンツンとする。出会い系で会った男性とは直行で、しばらく恋人のように続く。相手は目まぐるしく変わる。体で付き合わない男性に安堵する。G子は父親を求めているのだ、という人もいる。
 H子は50代に入った。夫と離婚したあと二人の子を成人させる。そのあと、幼馴染みの妻子ある男性と付き合う。彼が帰ったあとの淋しさに耐えかね、別れよう、と何度もつぶやくが彼は承知しない。超人的な誠実さで、彼は家庭をもH子も大切にしていた。そこへH子の高校時代あこがれの彼が、妻を病気で失い独身で現れる。H子は揺れていたが、あこがれの彼とのゴールインが近付いてきた。彼女は離婚を二回経験している。一回目は納得で別れたので悔いはない。二回目は相手の不実に怒って別れたので、悔いが残る。どんな形であれ「結婚」を続けていたかったのだ。彼女は、安定に憧れる。
 F子、G子、H子、みな社会的に責任ある仕事をしている。

  *  *  *  *

・教材作品は読んでおいてください。
・課題作(原稿用紙2枚《ワープロの場合、A4用紙をヨコにしてタテ書き印字》)を、講座日の3日前までに、担当講師宅へ郵送のこと。提出作品はコピーして、皆で読みあいます。(一般の方などで講師宅の住所がわからない場合は、事務局まで問い合わせてください)