文学散歩 作品締切 ミカン2008/11/05 20:50

08年秋期 文学散歩
2日(日)の学生委員会主催の新入生歓迎・文学散歩には、20数名(うち新入生は7名、チューターは津木林さんのみ)の参加があり、好天のなか、奈良市の東大寺や古い町並みを散策しました。夕方5時すぎ、近鉄奈良駅近くの居酒屋での懇親会から参加したものは、ぼくを含めて3名。くだけた雰囲気のなかで、何人もの人から初めての話やおもしろい話を聞くことができました。その後、若手(そうでない人も)はカラオケへ。


通教部の秋期第1回提出作品は、昨日で最終的に締め切りました。今回も駆け込み提出が多く、31日(金)4名、1日(土)5名、4日(火)4名でした。きちんとした数字はまだ出せていませんが、提出率は8割越えの感触あり。通教生総数は現在、184名。
明日以降の到着分は、12月20日(土)締切の第2回提出作品として扱います。
なお、すでに担当チューターの個別評(アドバイス批評)をお送りしているクラスもあります。まだのクラスは、もうしばらくおまちください。


今日、香川県坂出市の新入生Hさんから、極早生(ごくわせ)ミカン1箱が事務局にとどきました。ミカン畑に囲まれた所に住まわれているそうで、添えられていたお便りには、「味はまだまだですが、瀬戸の海風をたっぷり吸った出始めの新鮮さをご賞味下さいませ」とありました。
さっそくありがたくいただきましたが、あまり気をつかわないでください。
またお便りには、次のようなこともしたためられていました。「担任の日野先生から早速、ご丁寧な批評をいただきました。人間というもの、歳がいくつになっても、ひとさまからかけられる温かい言葉に、嬉しさで心が拡がっていくものと思いました」
Hさんは、12月14日(日)のスクーリングには泊まりがけで参加する予定だそうです。   (小原)

田辺聖子さん 文化勲章受章おめでとうございます。2008/11/10 20:35

文化勲章受章を祝して、田辺聖子さん宅へ、大阪文学学校名で、ピンクのバラの花をお届けしました。
田辺聖子さんは、1955年から57年にかけて、草創期の文学学校に在籍されていて、様々な著書においてそのときのことを書かれています。
今後とも、田辺さんのご健勝とご健筆をお祈りいたします。   (小原)

いよいよ、奈良美那さん、朝井まかてさん来校!2008/11/12 15:57

11月15日(土)公開・特別講座の日が迫ってきました。午後3時から。
わが文学学校修了生の奈良美那さん(第3回日本ラブストーリー大賞受賞)と、朝井まかてさん(第3回小説現代長編新人賞<奨励賞>受賞)をお招きします。
『小説を書く喜びと苦しみ』と銘打って、ぼく(小原)が聞き手となって、お二人にいろんなことをお聞きします。
例えば、
◎実体験や読書傾向と、受賞作との関連は?
◎小説を書く道を選んでよかったこと、うれしかったことは?
◎受賞作を書いているとき、苦しんだり行き詰ったことは?
◎長編に仕上げる秘訣は?
などをお聞きしようと思っています。
質疑応答の時間もたっぷり取りますから、参加を予定されている方は、あらかじめ質問内容を考えておいてください。
お二人の受賞作、奈良さん『埋もれる』(宝島社)、朝井さん『実さえ花さえ』(講談社)は現在、文校事務局でも販売中です。
特別講座のあと、サイン会、“すかんぽ”での懇親会を予定しています。

奥野チューター、高畠チューターがそれぞれ新刊2008/11/13 22:13

奥野・高畠両著作表紙
昼間部・奥野忠昭チューターの新刊本は、評論集『日常を超える闘い――日野啓三論』です。(発行)ドット・ウィザード(Tel)06・6170・6207(定価)2000円+税。
夜間部・高畠寛チューターの新刊本は、小説集『紅い螢』です。(発売)星雲社(Tel)03・3947・1021(定価)2000円+税。

どちらの著書も、文校事務局でお買い求めいただけます。
  (小原)

公開講座などの日程2008/11/14 17:33

11月15日(土)PM3:00~
  特別講座〔この回のみ在校生500円。休学生1000円〕
   座談会・文学賞受賞の大阪文学学校修了生を招く
   「小説を書く喜びと苦しみ」
   奈良美那さん/朝井まかてさん
   〔聞き手〕小原政幸

11月16日(日)PM2:00~
  『樹林』12月(在特)号合評会〔学生委員会在特部主催〕
   作者や選考委員に会えます。秋の新入生も気軽に参加を!

11月17日(月)PM7:00~
  第3回学生委員会――12/21文学集会に向けて

11月22日(土)PM3:00~
  公開講座「自作を語る/朗読の方法」
   日高てるさん
   〔聞き手〕山田兼士

11月29日(土)PM1:30~
  第10回小野賞贈呈式〔北区中之島――朝日新聞ビル1階〕

…………………………………………………………………………

【通教部】
12月13日(土)PM3:00~翌日午前 プレ・スクーリング
14日(日)PM0:30~ スクーリング

学生委員会、12・21文学集会へ向けて走り出す!2008/11/17 20:52

文学集会のポスターづくり
第3回学生委員会が開かれ、各クラスから16名の出席がありました。
12月21日(日)の文学集会の内容を討議し、チッケット(千円の金券)や教室に貼りだすポスターを作りました。

15日(土)の、奈良美那さんと朝井まかてさんを招いた特別講座には53名の参加がありました。お二人の飾らないお話に引き込まれ、メモをとる姿が目立ちました。質疑応答のときには、10名余が質問に立ちました。参加者各々の創作欲をかきたててくれた2時間でした。事務局で出版元から取り寄せていた、奈良さんの『埋もれる』、朝井さんの『実さえ、花さえ』それぞれ15冊は完売。
この日の模様は、『樹林』09年5月号で再現する予定です。

昨日16日(日)には、学生委員会主催の『樹林』12月(在校生作品特集)号の合評会が行われました。同号に掲載された作者や同号の選考委員を中心に、小説部門に10名、詩・エッセイ部門に8名の参加がありました。遠くは岡山県からも。
(小原)

『樹林』合同合評週間はじまる。2008/11/18 22:38

合同クラスで
『樹林』8月(夏)、11月(秋)および12月(在校生作品特集)号
合評会週間
(この週に限り、在校生はどのクラスにも無料参加できます。休学生1千円)

《各合同クラスで取り上げる作品リスト》
作品名のあとの数字は「樹林」○月号

▼11/18(火)
◎夏当クラス/佐桝谷喜六「マルテの人」⑫・古井らじか「グッドモーニング」⑫
◎高田クラス/詩全作品⑫

▼11/19(水)
◎日野・秋吉クラス/松本悦子「忘れ得ぬ~」⑫・古井らじか「グッド~」⑫・金龍淑「薄汗~」⑫

▼11/20(木)
◎中塚・岡クラス/田中信子「かたすみの~」⑧・松本悦子「忘れ得ぬ~」⑫
◎津木林(夜)・平野クラス/田中一葉「赤目女の涙」⑫・金龍淑「薄汗の美女」⑫

▼11/21(金)
◎佐久間・奥野クラス/松本悦子「忘れ得ぬ~」⑫・竹田寛太郎「黒兵衛物語」⑫
◎小原・尼子クラス/河崎里佳「くれなゐ」⑪
◎山田クラス/詩全作品⑫

▼11/22(土)
◎津木林(昼)クラス/田中一葉「赤目女の涙」⑫・金龍淑「薄汗の美女」⑫

▼12/3(水)
◎飯塚・高畠クラス/山本憲太郎「白桃の影に」⑪・竹田寛太郎「黒兵衛物語」⑫

合同クラスの合評会盛り上がる!2008/11/20 18:37

津木林・平野クラス合同合評会
いつものクラスゼミ(組会)とは違って、今週は合同クラスで「樹林」掲載作を合評しています。
今日の昼間は、中塚クラスと岡クラスの合同で出席者は作者やチューターを含めて28名。夜間部は津木林・平野クラス合同で17名。
いつものメンバーだけではない合評会は、新鮮で盛り上がっていました。いつもの組会よりは、酷評がとびかっている感じでした。

いよいよ明後日、第10回小野十三郎賞 贈呈式2008/11/27 21:28

11月29日(土)午後1時半から、北区中之島の朝日新聞ビル内1階で、第10回小野賞の贈呈式が行われます。朝日新聞社が共催、大阪府や大阪市などが後援してくれています。主催は、大阪文学学校を運営している大阪文学協会。
文学学校生はむろんのこと、このブログをごらんの方もおこしください。
第1部、第2部の参加は無料で、近くのアパホテル2階のレストランで開かれる第3部・懇親パーティーは3千円会費です。



第10回小野十三郎賞 贈呈式
式次第

《第一部》贈呈式……(四十五分)
一、開会挨拶
一、選考委員紹介
一、選考経過報告
一、第10 回小野十三郎賞 授与
     小池昌代 『ババ、バサラ、サラバ』
     田中郁子 『ナナカマドの歌』
   第10 回記念特別賞 授与
     関口裕昭 『評伝 パウル・ツェラン』
一、受賞者挨拶
一、主催・大阪文学協会挨拶
一、共催・朝日新聞社挨拶
一、後援団体挨拶

《第二部》……(一時間)
 第10回記念対談 辻井喬×金時鐘
    「私たちの時代、私たちの文学」

  〈部屋移動〉

《第三部》懇親パーティー……(一時間三十分)
  ――向かいのアパホテル2Fレストランにて――
一、団体/来賓挨拶
一、乾杯
一、懇談
一、閉会の辞