第10回小野賞贈呈式、盛大に行われる。2008/12/01 21:49

第10回小野賞贈呈式
11月29日(土)、朝日新聞ビル内1階で行われた小野賞贈呈式には、120名近い出席者があり、例年よりずっと盛り上がったものになりました。受賞者の小池昌代さん、田中郁子さん、関口裕昭さんは、それぞれ家族、姉妹、出版元の方々を同伴されていました。
また場を移した懇親パーティーにも、65名の出席がありました。

第11回小野賞の募集要項が発表されました。
対象は「詩集」または「詩評論書」で、応募締切は09年7月10日です。選考委員は、金時鐘、倉橋健一、辻井喬、坪内稔典の4氏。詳細については、大阪文学学校事務局までお問い合わせください。  (小原)

『樹林』09年1月号、通教生に向けて発送!2008/12/02 18:13

樹林1月号表紙
12月14日(日)の通信教育部スクーリングで合評に付される『樹林』1月号(通教部作品集)が今日、印刷所から仕上がってきました。とりあえず、通教生と通教部チューターには即刻発送しました。
「まだですか!」という問い合わせ(苦情)が、2、3ありましたが、突貫作業の末に、やっと今日仕上げることができたのです。
10月18日が提出作品締切、10月28日までに各チューターからの推薦作返却締切を経て、1カ月ほどで製本に漕ぎつけているのです。
通教生67名の作品、その全作品についての各チューターの寸評が、201ページにわたって隙間なく載っているのです。印刷所がすべてパソコン打ちし、文校事務局で校正しているのです。

以上のような事情をご理解いただき、もし誤植(校正ミス)ありましても、どうかご寛恕ください。    (小原)

中国江西省の文学研究者ら一行5名が文校を訪問2008/12/03 21:04

日中交流 記念写真
江西省社会科学界連合会3名、同社会科学院文学所2名、および通訳の方が、日本旅行の一環として文校を訪ねてきてくれました。つい8日ほど前に、大阪の「日中交流促進会」(旅行社?)というところから、「ネットで知りました。見学と交流を受け入れてくれませんか?」と、電話がかかってきたのが始まりでした。昼間部・津木林クラスの有川さん(北京出身で8年前来日)に、中国語のHPでその組織を検索してもらったり「日中交流促進会」へ電話をいれてもらったりしたうえで、訪問を受けいれたのでした。そして、指定してきた日時(3日、午後4時)に組会のあった日野クラスと交流してもらうことにしたのでした。日野クラスの皆さんは、チューターの提言で事前に魯迅の「故郷」などを読んできていました。
江西省一行と日野クラスの皆、お互いの自己紹介のあと、魯迅のこと(今でも「故郷」は、中国では小学校、日本では中学校の教科書に載っているとのこと)、中国の現代文学や経済の状況などに話が及びました。有川さんにも通訳を手伝っていただきました。とても、有意義な1時間半だったと思います。
団長で社会科学界連合会副主席の姜さんから、お土産として、唐代の詩人・王勃のつくった古典名編「滕王閣之序(とうおうかくのじょ)」がすだれ状の数十の木片に彫られたもの(拓本とか)をいただきました。
通教生の皆さんには、スクーリングのときお見せします。


3年に一度ぐらいの割で、中学生の“職場見学”を受けいれているのですが、まさかまさか中国(しかも、人口4千3百万人の江西省の文学畑ではエライさんにあたる方々)からとは……といった感慨です。  (小原)

プレ・スクーリング用の小説組作品を発送2008/12/04 22:29

通教部スクーリングの前段に開くプレ・スクーリングには、小説組28名、詩エッセイ組10名の参加申し込みがありました。小説組の作品提出は締め切りましたが、詩エッセイ組は月曜日(8日)の昼過ぎまで(FAXでも可)受け付けます。詩エッセイ組の13日昼の部には、長谷川龍生校長も出席します。
参加だけなら、小説組も詩エッセイ組もOKです。事務局に連絡いただければ、作品を送ります。
なお、詩エッセイ組の作品発送は月曜日夜になります。  (小原)

●「文校ニュース」発送 ●木辺さんをしのぶ会2008/12/08 20:03

今日(月曜日)、通教生には「文校ニュース」12月8日号と「学生新聞・コスモス」12月5日号を、休学生には「文校ニュース」と「学生新聞・コスモス」それに『樹林』1月号(通教部作品集)を発送しました。
明日は、最近5カ月以内に『入学案内書』を請求された、大阪府内をのぞく全国各地の123名の方々にも、「文校ニュース」と『樹林』1月号を発送する手筈です。「文学学校の通信教育部の学習課程などへの理解を一層深めていただきたくて・・・・・」と記したお便りを添えて。

一昨日(6日、土曜日)、<住田晴幹氏をしのぶ会>が阪急西宮北口駅近くの「珈琲屋ドリーム」でありました。住田氏とは、『樹林』11月号で追悼特集の編まれている、元文校チューター・木辺弘児さんのこと。木辺さんはほぼ毎日「ドリーム」に通い、読んだり書いたりしていたとのこと。
<しのぶ会>は、木辺さんが20年ほど前まで務めていたミノルタカメラ(そこで木辺さんは一時期取締役でもあった)の関係者が開いたもの。その関係者を中心に、当夜集ったのは、伊丹高校時分の同窓生やご家族など39名。そのうち、文校関係者は、高畠、葉山、日野、小原のチューター4名、もとクラス生や同人誌仲間など10名。
さまざまな角度から、木辺さんの全体像に迫りつつ、追想する一夜になりました。
文校主催の<木辺文学を語る会>は、2月11日開催する予定です。

修了生の大西智子さんが大阪女性文芸賞を受賞2008/12/10 19:40

大阪在住の大西智子さんが、小説「ベースボール・トレーニング」(80枚)で、第26回大阪女性文芸賞を受賞されました。おめでとうございます。大西さんは、00年10月から文校の夜間部に1年間在籍、その後03年10月再入学し休学期間を含めて夜間部に07年9月まで在籍されています。
同賞は、大阪女性文芸協会の主催で、今回は全国からの応募383編のなかから選ばれました。受賞作は来年2月発行の同協会文芸誌『鐘』21号に掲載され、贈呈式は3月7日に大阪市内で開かれる予定です。
大西さんは文校在籍時、小説「シティービュー」(73枚)が『樹林』06年12月(在特)号に載り、その小説は第27回(06年度)大阪文学学校賞の佳作に選ばれています。
今回の受賞については、11月25日読売新聞〈夕〉、11月27日朝日新聞〈夕〉などで顔写真入りで大きく報じられています。     (小原)

いよいよ明後日(14日)、通教部スクーリング2008/12/12 19:34

14日(日)の秋期第1回通信教育部スクーリングには、返信されてきた出欠ハガキによると、通教生78名が出席を予定されています。南は沖縄、北は仙台と、文字どおり全国津々浦々から。
長谷川龍生校長の全体講義のあと1時半から、各クラスにわかれて『樹林』1月号(通教部作品集)の合評にうつります。
人数の関係で、合評会を単独でおこなうクラスは、木下C、朝比奈C、日野C、音谷C、苗村Cです。合同でおこなうクラスは、川上Cと冨上C、たなかCと木澤C、成田Cと石村C、岡Cと四宮Cです。
合同クラスになる方は、自分のクラスはむろんのこと、相手のクラスの作品も読んできてください。できるだけ、意見・感想のメモをとってきてください。

スクーリングの前段にもつプレ・スクーリング(13日午後、14日午前)への出席は最終的に、41名の予定です。13日夜、文校近くの居酒屋でおこなう懇親会参加は20名、天王寺の旅館に同宿される方は12名です。

13日、14日と、皆さんとお会いするのをとても楽しみにしています。
秋の新入生の皆さん、きっとたくさんの収穫がありますよ。
   (小原)

プレ・スクーリングに通教生26名2008/12/13 19:00

プレ・スクーリング懇親会
通教部スクーリングを明日に控え、午後3時からプレ・スクーリングが開かれました。通教生26名のほか、長谷川龍生校長、高畠、岡、津木林、川上の4名のチュ―ターも出席。4つのグループにわかれて、『樹林』1月号(通教部作品集)に載らなかった作品(小説、詩、エッセイ)15編を合評しました。
通教生は全国各地から集っており、手土産として、琉球銘菓「ちんすこう」、四国坂出「名物かまど」、福井銘菓「羽二重餅」、群馬赤城山「銘菓旅路」をいただきました。でも、あまり気をつかわないでください。
6時半すぎからは、文校近くの“すかんぽ”に場を移し20数名で懇親会。朝鮮料理に舌鼓をうちながら、丁々発止、侃侃諤諤、喧喧ごうごう、大変な盛り上がりようでした。
お酒の飲みすぎで、翌朝のプレ・スクやスクーリング本番にひびかなければいいのですが。

秋期第1回通教部スクーリング2008/12/14 19:00

スクーリング合評会の模様
夜中に降っていた雨も朝にはやみ、気分を一新するように昼には晴れ間が。そんななか、今年最後、08年秋期第一回の通教部スクーリングが文校教室で行なわれました。出席は73名。
まず校長の講義で幕開け。豊富な歴史知識が思わぬ連想を呼び、予定外の話題も。
そのあとクラス別合評会。和気藹々としたクラスの雰囲気に、緊張も徐々に解けていったのではないでしょうか。
5時からの、おすしやビールが出る交流会では、ふだん会うことのない文学仲間と過ごした一日を振り返って、励みになったり勉強になったりしたとの声も。きょう初めて会った人ともすぐ通じ合うのがスクーリングの不思議。
次のスクーリングは来年3月8日。ぜひまたお越しください。(銅)

金時鐘さん“夜・詩の連続講座”開講2008/12/15 20:28

参加者22名。『樹林』12月号(在校生作品特集号)に応募のあった詩作品26編をテキストに。
次回の金さんの講座は、明年2月16日(月)午後6時半から。その日は、事前に募った詩作品一編いっぺんに金さんが寸評を加えます。課題は「生命」または「人生」です。その課題にそくした内容の、30行以内の詩作品1編を、2月4日までに文学学校事務局までお届けください。文学学校生でない方も、作品を提出できます(ただし、参加費1500円)。

わが文学学校の初代校長だった小野十三郎さん(1996年10月没)の次男・浪速さんの葬儀に、高畠寛代表理事と小原が参列しました。13日午後6時永眠され、享年71。定年まで関西テレビに勤めておられました。文学学校としては、10年前に小野十三郎賞を立ち上げるさい、たいへんお世話になっていました。
前日のお通夜には葉山郁生理事が参列し、長谷川龍生校長は弔電をよせました。