「文校ニュース」4月号の作成・発送。2012/04/01 02:06

「文校ニュース」4月号
事務局は、OBと在校生の二人の手伝いを得て、年に数回ある半徹夜の、「文校ニュース」の版下作成・印刷・丁合・袋詰めという一連の作業の日。昨日の昼1時過ぎから取り掛かっている。
切り貼りしながら手作りした20ページ立ての今「文校ニュース」4月号は、1面に8日(日)の“入学開講式”のプログラムを、最終面に今後2カ月間のカリキュラムや公開講座、学生委員会などの日程を載せてあります。そのあいだには、12年春期新入生の「想いと決意」、荒川洋治さんが3/27TBSラジオ系列で文校のことを紹介してくれたこと、昼・夜間部提出作品評、3月の通教部スクーリング報告などを載せ盛りだくさんな内容になっています。         
今晩までの今春の新入生、文校チューター、それから去年7月からの未だ入校に至っていない「入学案内書」請求者、および去年9月の髙村薫さん文学講演会に関連して問い合わせのあった方あわせて520名の方にも送ります。その方々には、手紙を添えました。「貴方も、入学を検討していただきたく、『文校ニュース』(ほぼ毎月発行)を送らせていただきました。これは、新入生と在校生向けに編集したものですが、よりよく文学学校のナマの姿・素顔が分かっていただけるのではと、思ったからです」と、書きました。
現在校生約460名の皆さんへの発送は、2日(月)になります。ご了解ください。
今、午前2時6分。ホチッキスで丁合中。さぁ、何時になったら、東郵便局へタクシーで運べるか。
  
●昼間、学生委員会は掲載作者たちとともに『樹林』6月号(在校生作品特集号)の校正作業をおこなっていました。同号は、5月末の仕上がり予定。

(小原)

7名入学。3/27荒川洋治さんのTBSラジオ系列における文校紹介の放送を聴いた方も。2012/04/02 21:55

事務局が休みだった日曜日にFAXで申し込まれていた方を含めて、今日、7名の方の入学がありました。入学開講式を1週間後に控えて、一段と入学者が相次ぐ時期になったようです。
7名の内訳は、女性5名・男性2名で、20代1人・30代1人・40代2人・60代3人です。また、昼間部1人・夜間部3人・通教部3人でした。通教部3名は、大阪府高槻市、静岡市、神奈川県綾瀬市在住の方です。
綾瀬市の方は、先週火曜日(27日)朝のTBSラジオ系列28局ネットの生放送「森本毅郎スタンバイ“日本全国8時です”」で、荒川洋治さんが大阪文学学校について話してくださったのを聴き即日、文校事務局へメールで「入学案内書」を請求されたのでした。事務局はその日の晩、「案内書」を送りました。そして今日、その方からオンラインで入学申込書が届いたという経緯です。
その入学申込書には、「小中学校でやったくらいの詩がうかんで書き留めたりしていますが、どうすればいいのか教えていただきたい。むずかしいものはつくれません。ささやかなものです」とありました。

(小原)

第32回大阪文学学校賞発表!2012/04/03 16:48

第32回大阪文学学校賞の各部門の受賞者は、次のように決定しました。授与は、4月8日(日)入学開講式席上でおこなわれます。

〈小説部門〉(応募21編+「樹林」年間掲載作65編のうちから)
本賞…高原ちよみ「ハーヴェスト」(樹林 11年8月号)
佳作…橘雪子「父の復讐」(樹林 11年6月号)
奨励賞…二宮康彦「遙碧」(樹林 11年10月号)

〈詩部門〉(応募52編+「樹林」年間掲載作194編のうちから)
本賞…高木佳子「どれだけのどれだけ」(応募)
佳 作…胡桃澤伸「野生」(樹林 11年6月号)
奨励賞…なし

〈エッセイ・評論・ノンフィクション部門〉(応募14編+「樹林」年間掲載作79編のうちから)
本賞…山本佳子「若すぎた死者たち――旧真田山陸軍墓地でガイドをする――」(応募)
佳 作…なし
奨励賞…山下とも「昭和のパチンコ店物語」(樹林 11年7月号)

大阪文学学校入学の決心がつきかねている皆さんへ2012/04/03 21:16

『入学案内書』を請求されたり、あるいは一日体験入学に来校されたりしたということは、書きたいという衝動にかられたり、書くことに賭けてみようという気持ちになられているのだと思います。今回は見送って、10月にも新入生を募集するはずだから、そのときでいいと思っていませんか。けれども、半年後には衝動や気持ちがしぼんでいるかもしれません。今、思い切って飛び込んでみませんか。

ハードルが高そうとためらっている方もいらっしゃることでしょう。いろんな文学賞に応募している人が大勢入学してくるところだと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。八割以上の方が、詩や小説やエッセイなどのいわゆる創作作品を書いた経験はありません。日記やブログを書くのが好き、本を読むのがなにより楽しい、昔作文を先生にほめられたことがある、あるいは死ぬまでに書き残したいことがある、そんなことから入学してくる方が大半なのです。

入りたいけれども、何を(どんなことを)書けばいいかわからないという方もいらっしゃることでしょう。通教部希望の方は『入学案内書』の31ページを参考にしてください。昼・夜間部希望の方は、まずはクラスにどんな作品が出てくるか様子見してみてはどうでしょうか。あぁこういうことを書いても作品になるのか、わたしだったらこんなふうに書くのになぁ、などとクラス生の作品から触発を受けるはずです。それから、書き始めてもいいわけです。

書き溜めてから入ることにします、とおっしゃられる方もいます。そうできればそれに越したことはないわけですが……。職業作家さんたちもそうだろうと思いますが、現文校生の皆さんもほとんどの方が作品提出の締切に迫られて書いている状態です。文学学校は、ある意味、厳しく締切を迫る修練の場ともいえます。

年間学費10万2千円(22歳未満の方には3万円割引の奨学制度あり、また東日本大震災復興支援として福島・宮城・岩手3県居住者の学費は2万6千円を軽減)というのは少なくない出費だと思いますので、分割払いの相談にものっています。

入学式は、8日(日)と目前に迫ってきました。いまからでも、オンラインでもファックスでも入学申込はできます。

●今日の入学者は4名。通教部・ライトノベル、夜間部・詩とエッセイ(火曜)、同・小説(水曜)、同・小説(金曜) のクラスにそれぞれ入られます。

(小原)

ともこ と まりこ の2人展2012/04/04 15:40

まりことともこの2人展
松尾真理子さん(夜間部・松本クラス)とその友人の“布と粘土のコラボレーション――ともことまりこの2人展”が、あす開幕します。会場は、同じ松本クラスの畑章夫さんが運営している「スペースふうら」(大阪市東成区)です。
関心のある方は、立ち寄ってみてください。

(小原)

【そのⅡ】大阪文学学校入学の決心がつきかねている皆さんへ2012/04/04 18:14

入学を検討されている方からよくある質問をQ&Aでまとめてみました。

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Q【質問】
通信教育部希望です。仕事の関係で、入学式、スクーリングなど参加できない行事があるのですが、大丈夫でしょうか?

A【回答】
入学式、スクーリング、参加できなくても結構です。
入学式に参加される通教部生は、遠方の方が多いこともあって、例年少ないです。
スクーリングは年4回(いずれも日曜日)あるわけですが、そのうち1、2回でも参加していただければ……。まったく参加できなくても、作品をきちんと提出していただければ、それに対する担当チューターの批評文などが返ってきますので、じゅうぶん勉強になるシステムになっています。
またスクーリングに全く参加できずとも、作品だけきちんと提出しておけば、1年後に修了証書が授与されます。
スクーリングの前日、つまり土曜日の午後3時からプレ・スクーリングというのがあるのですが、こちらへの参加を検討してみてください。

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Q【質問】
平日の夜間部に通いたいのですが、会社員のため、6:30スタートでは毎回ぎりぎり滑り込みになると思われます。
遅刻などは、認めていただけますか。また、そのような方はいらっしゃるのでしょうか。

A【回答】
夜間部は勤めを持っている人が多いため、6:30スタートの予定が10分から15分遅れるクラスが多いのが実情です。その分、終わりの時刻が延長されるのですが。
遅刻については、口やかましくありません。7時過ぎに現れる方も珍しくありません。

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Q【質問】
土曜の昼間に通学が希望なのですが、仕事が不規則なため質問です。土曜が都合が悪い場合、金曜の昼間に何度か通いたいと思うのですが、それは可能ですか。

A【回答】
週ごとに違う曜日に出席できるのですか、という質問と理解しましたが、それはちょっと無理ですね。といいますのは、昼・夜間部の小説クラスの組会(クラスゼミ)は、あらかじめクラス員と講師に自分の作品コピーを配って、1週間後に合評してもらうことを基本にしているからです。作品を読まずに、組会に出席してもあまり意味がありません。
欠席しても、自分のクラスの1週間後に合評される作品は郵送されてきます。また欠席ということになっても、文学学校あてのFAXやメールを使って、合評に付される作品についての意見をクラスに届けることはできます。また、クラスの中でできるだけ早く親しい人をつくることをおすすめします(文学学校は、できやすいです)。その人から、クラス情報を教えてもらうことにしてください。講師はどんなことを言っていたか、クラス員はどんな意見だったか、など。
とりあえず、一番都合のつきやすい曜日にされたらいかがでしょうか。半年15回の組会、皆勤の方はそんなに多くありません。
一方、聴講制度というのがあります。事務局で1回につき500円払っていただければ、他のクラスをのぞくことはできます。作品提出は不可。前もって他クラスの作品は入手しにくいので、小説クラスを聴講するのはちょっと無理かと思いますが、詩・エッセイクラスなら、その日に合評する作品をその場で読めますので、聴講をすすめています。ただし、連続してずーっと聴講するのは認めていません。学費を余分に払って2クラス掛け持ち在籍の人もいますから。

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Q【質問】
半年程は昼間で通学できると思うのですが、仕事の都合で、その後昼間は通えないことになりそうです。その場合、夜間や通信教育、休学などに切り替えていただくことはできるのでしょうか。

A【回答】
事務局に届けていただければ、各部間の異動はいつでもできます。休学は継続して1年間以上在籍した方に認めている制度ですが、1年未満の方にも事情によっては認めています。

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Q【質問】
作品の提出ができなかったとしても、入学することに問題はないでしょうか。

A【回答】
問題ありません。そういう方も実際いらっしゃいますが、そのことで居づらくなるということはありません。 いま書けないかもしれないと思っていても、クラス員の刺激や講師の叱咤できっと書けるようになると思いますよ。

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Q【質問】
今回、まだ可能であればぜひ入学したいと思っていますが……。

A【回答】
まだ入学できます。入学開講式が迫っていますので、決心がついたらホームページのトップページからオンラインででも申し込みしてください。 クラス編成の都合があるため、できるだけ早めにお願いします。入学時納入金は、入学式後でもかまいません。

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●文学学校の運営母体である社団法人・大阪文学協会の理事会が、夜6時30分から9時過ぎまで、文校の一室でもたれました。出席理事は、高畠、奥野、山田、細見、佐久間、中塚、小原。みんな、文校のチューターです。
議題にしたのは、今春期の募集状況とクラス編成、2011年度の会計収支、第14回小野十三郎賞、「樹林」編集などです。
文校総会(会社でいうなら社員総会に当たる)は、8日(日)入学開講式の1時間半前から、文校で開きます。文学協会理事以外に、校長、チューター22名の方には、案内状を発送してあります。また学生委員会にも、学生代表5名を出してくれるように依頼してあります。

●今日の入学者は、4名。

(小原)

4/8(日)大阪文学学校入学開講式プログラム2012/04/05 21:08

今日は4名の方の入学がありました。昼1、夜2、通教1。

2012年春期の入学開講式が、3日後にせまってきました。
明日(金)、明後日(金)、入学式当日(日)の駆け込み入学もOKです。また、文校まで足を運んでいただかなくても、オンラインで入学を申し込むこともできます。

8日の入学開講式は、次のような式次第でとりおこなわれます。文校教室において午後2時開始です。


◆開会あいさつ   〈司会〉山田兼士

◆歓迎あいさつ  大阪文学協会代表理事 高畠 寛
            大阪文学学校校長 長谷川 龍生

◆全チューター自己紹介ならびに新入生への激励の言葉

◆第32回大阪文学学校賞授与
    ――〈小説部門〉〈詩部門〉〈エッセイ・評論・ノンフィクション部門〉
       ・選評
       ・受賞者スピーチ

◆学生委員会アピール

◆新入生紹介

    〈休憩〉(10分)

◆事務局紹介ならびにお知らせ

◆長谷川校長 特別講義


以上、終了するのは、4時半ごろを予定しています。そのあと、ビール、ウーロン茶、寿司、お菓子を飲食しながらの交流会です。このとき、出席の新入生みなに自己紹介がてら入学にあたっての抱負を述べてもらいます。入学式自体よりも、こちらのほうが文学学校らしさをより味わえるかもしれません。
通教部などの遠方の新入生は、無理してお越しいただかなくてもけっこうです。来阪は、6月のスクーリングまでとっておいてください。
今春の新入生だけでなく、進級・継続生も出席し、書く意気込みをあらたにしよう!  

(小原)

この3月で大阪文学学校を修了された仙台市のⅠさんからお手紙をいただきました。2012/04/06 21:01

以下は、文校に3年間在籍されてこの3月に修了された仙台市のⅠさん直筆のお手紙です。事務局の仕事をやっていて、こういうお手紙をいただくとほんとうにうれしく、全文紹介させていただきます。
Ⅰさんの3年目は、通教部研究科・岡クラスでした。年に1、2回スクーリングのとき、来阪されていました。その際、プレ・スクーリングにも参加され、天王寺の宿での交流会でにこやかな表情をされていたのが思い出されます。
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大変御世話になりました。
凡々とした私にとって刺激的な三年間で、創作の一から教えていただき、なんとも心楽しい毎日、次は何を書こう、続きはどうしよう、朝から晩まで提出作品のことを考え、昂揚した日々を過ごすことができたのも文学学校のお陰と感謝して居ります。
又、震災後には学費の御配慮までいただき、有難く身に沁みて嬉しゅうございました。
本当に有難うございました。修了しましても書き続けていこうと思って居ります。
三年間の御縁を心より感謝申し上げます。
又、機会あれば是非復学したいなあと思って居ります。
まずは御礼申し上げます。
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●今日の入学者は今の時点で2名。入学予約3名。
入学開講式は、いよいよ明後日(8日)です。その日に配布する『学習の手引き』(44ページだて)作りに追われています。

(小原)

第7回三好達治賞贈呈式2012/04/07 17:16

第7回三好達治賞贈呈式
大阪市主催の第7回三好達治賞の贈呈式が天満の大阪市公館で午後2時から行われました。受賞者は、詩集『家族の午後』で細見和之チューター。【写真は受賞挨拶をする細見さん】
ぼくも行ってきました。3時半からの懇親会には出ずに、文校に戻ってきましたが。出席者は、関西の詩人を中心に120名ほど。文校のチューターでは、冨上、山田、中塚、高田、苗村、川上、葉山、岡、飯塚さんら。
第1部の贈呈式の中で、杉山平一さんへ“賞の創設とその後の発展”に寄与されたとして特別功労賞が贈られました。
第2部では、三好達治の出身校である府立市岡高校の吹奏楽部による三好達治の詞「鴎」などの合唱のあと、金時鐘さんが「細見和之の作品について」と題して熱く語られました。

(小原)

明日(8日)の入学開講式は準備万端ととのいました。2012/04/07 21:24

大阪文学学校の2012年度春期の入学開講式は明日。
教室内を掃除し、吊り看板をかけ、“校旗”【写真の右上】を張り出しました。逆L字形のマークは“飛翔”をイメージしていると伝えられています(随分前につくられたもので詳しくはわかりません)。実は、“校旗”だけではなく、“校歌”もあるのですが、あまりにも勇ましい歌なので歌われることはまずありません。

皆さん、入学しようかどうしようか、土壇場まで悩まれているのでしょう。今日は5名の方が入学手続きをされました。また電話予約された方が1名あり明日、入学式の前に手続きされることになっています。

明日、文字どおりの駆け込み入学もOKです。 むろん、入学式に出席いただかなくとも、オンラインで入学を申し込むこともできます。

今春の新入生の皆さん! 進級・継続生の皆さん!
明日の入学開講式に出席されて、書く意気込みを新たにしましょう。

久しぶりに9時台に、文校を出ます。

(小原)