大阪文学学校入学の決心がつきかねている皆さんへ2012/10/01 22:53

『入学案内書』を請求されたり、あるいは一日体験入学に来校されたりしたということは、書きたいという衝動にかられたり、書くことに賭けてみようという気持ちになられているのだと思います。今回は見送って、来年4月にも新入生を募集するはずだから、そのときでいいと思っていませんか。けれども、半年後には衝動や気持ちがしぼんでいるかもしれません。今、思い切って飛び込んでみませんか。

ハードルが高そうとためらっている方もいらっしゃることでしょう。いろんな文学賞に応募している人が大勢入学してくるところだと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。八割以上の方が、詩や小説やエッセイなどのいわゆる創作作品を書いた経験はありません。日記やブログを書くのが好き、本を読むのがなにより楽しい、昔作文を先生にほめられたことがある、あるいは死ぬまでに書き残したいことがある、そんなことから入学してくる方が大半なのです。

入りたいけれども、何を(どんなことを)書けばいいかわからないという方もいらっしゃることでしょう。通教部希望の方は『入学案内書』の31ページを参考にしてください。昼・夜間部希望の方は、まずはクラスにどんな作品が出てくるか様子見してみてはどうでしょうか。あぁこういうことを書いても作品になるのか、わたしだったらこんなふうに書くのになぁ、などとクラス生の作品から触発を受けるはずです。それから、書き始めてもいいわけです。

書き溜めてから入ることにします、とおっしゃられる方もいます。そうできればそれに越したことはないわけですが……。職業作家さんたちもそうだろうと思いますが、現文校生の皆さんもほとんどの方が作品提出の締切に迫られて書いている状態です。文学学校は、ある意味、厳しく締切を迫る修練の場ともいえます。

年間学費12万円(25歳以下の方、および東日本大震災復興支援として福島・宮城・岩手3県在住の方は9万円)というのは少なくない出費だと思いますので、分割払いの相談にものっています。

入学式は、7日(日)と目前に迫ってきました。いまからでも、オンラインでもファックスでも入学申込はできます。

(小原)

きょう、徳島県、福島県から入学者。2012/10/02 21:42

きょう、入学手続きされた徳島市の方は40代後半の女性で、通教部/エッセイ・ノンフィクションへ。
福島県伊達市の20代後半の男性の方は、通教部/ライトノベルクラスへ。この方の学費は、大震災復興支援として3万円割引になりました。

特筆すべきは、徳島の方は徳島新聞、福島の方は福島民友新聞というように、地元紙で大阪文学学校の存在を知ったことです。各地の地方紙に「文学学校の募集記事」を配信していただいた共同通信社に感謝です。
ほかに、新聞読者から文校への問い合わせによって「募集記事」が載っていることが判明しているのは、長崎新聞、山陰中央新報、北海道新聞。そのうち、長崎新聞ルートの入学者は今秋3人。

(小原)

木下昌輝さん(夜間部在籍中)が、オール讀物新人賞を受賞!2012/10/03 22:50

木下昌樹さん
大変うれしいニュースです。 快挙です。
現在、大阪文学学校・夜間部の尼子クラスに在籍されている大阪市の木下昌輝さん(38歳)が、小説「宇喜多の捨て嫁」(97枚)で第92回オール讀物新人賞を受賞されました。
2010年10月文学学校入学の木下さんは、夜・飯塚クラス、夜・津木林クラスを経て、この4月からは夜・尼子クラスに通ってきています。【写真】は4日前の土曜日、文校の図書室に来てくれた木下さん。
この2年の間に、木下さんの小説は文校の月刊文芸誌『樹林』の在校生作品特集号に2度掲載されています。11年6月号に「刑夢所の朝」、12年6月号に「シュレーディンガーの地球」。
今回の受賞作「宇喜多の捨て嫁」は、10月22日発売の『オール讀物』11月号に選評とともに掲載されるはずです。 ぜひ本屋で買い求め、読んでみてください。
今回のオール讀物新人賞の応募総数は、2169編でした。
その最終候補6編のなかに、木下さんのほかにも、斎藤せちさん(京都市/通教部休学中)の「黄昏のワンダーランド」が残っていました。
お二人とも、もっと大きな賞を目指して精進されんことを。

●きょうの入学者は、二人。
吹田市の40代前半・女性が昼間部・小説クラスへ、大阪市の50代後半・男性が夜間部・小説クラスへ。

●大阪文学学校の運営母体である社団法人・大阪文学協会の理事会が、夜6時40分から9時過ぎまで、文校の一室でもたれました。出席は、東京在住の長谷川校長をのぞく全理事9名。高畠、岡、奥野、山田、細見、佐久間、葉山、中塚、小原。みんな、文校のチューターです。
議題にしたのは、今秋期の募集状況とクラス編成、2012年度春期の会計収支、11/24第14回小野十三郎賞贈呈式の内容、「樹林」編集などです。
文校総会(会社でいうなら社員総会に当たる)は、7日(日)入学開講式の1時間半前から、文校で開きます。文学協会理事以外に、校長、チューター21名の方には、案内状を発送してあります。また学生委員会にも、学生代表5名を出してくれるように依頼しました。

(小原)

10/6(土)藤岡陽子さんを囲む会――隆祥館書店にて2012/10/04 19:37

文校修了生・藤岡陽子さんの小説『ホイッスル』(光文社)の刊行を記念して、“藤岡さんを囲む会&サイン会”が、文校からさほど遠くない隆祥館書店7階ギャラリーでおこなわれます。
詳しくは、次の隆祥館書店のHPをごらんください。
 http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/

藤岡さんは文校では、99年夜間部、06年昼間部に在籍されています。『樹林』在校生作品特集号(00年9月号)に小説「白球の行方」が載っています。

(小原)

【そのⅡ】大阪文学学校入学の決心がつきかねている皆さんへ2012/10/04 22:36

入学を検討されている方からよくある質問をQ&Aでまとめてみました。

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Q【質問】
通信教育部希望です。仕事の関係で、入学式、スクーリングなど参加できない行事があるのですが、大丈夫でしょうか?

A【回答】
入学式、スクーリング、参加できなくても結構です。
入学式に参加される通教部生は、遠方の方が多いこともあって、例年少ないです。
スクーリングは年4回(いずれも日曜日)あるわけですが、そのうち1、2回でも参加していただければ……。まったく参加できなくても、作品をきちんと提出していただければ、それに対する担当チューターの批評文などが返ってきますので、じゅうぶん勉強になるシステムになっています。
またスクーリングに全く参加できずとも、作品だけきちんと提出しておけば、1年後に修了証書が授与されます。
スクーリングの前日、つまり土曜日の午後3時からプレ・スクーリングというのがあるのですが、こちらへの参加を検討してみてください。

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Q【質問】
平日の夜間部に通いたいのですが、会社員のため、6:30スタートでは毎回ぎりぎり滑り込みになると思われます。
遅刻などは、認めていただけますか。また、そのような方はいらっしゃるのでしょうか。

A【回答】
夜間部は勤めを持っている人が多いため、6:30スタートの予定が10分から15分遅れるクラスが多いのが実情です。その分、終わりの時刻が延長されるのですが。
遅刻については、口やかましくありません。7時過ぎに現れる方も珍しくありません。

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Q【質問】
土曜の昼間に通学が希望なのですが、仕事が不規則なため質問です。土曜が都合が悪い場合、金曜の昼間に何度か通いたいと思うのですが、それは可能ですか。

A【回答】
週ごとに違う曜日に出席できるのですか、という質問と理解しましたが、それはちょっと無理ですね。といいますのは、昼・夜間部の小説クラスの組会(クラスゼミ)は、あらかじめクラス員と講師に自分の作品コピーを配って、1週間後に合評してもらうことを基本にしているからです。作品を読まずに、組会に出席してもあまり意味がありません。
欠席しても、自分のクラスの1週間後に合評される作品は郵送されてきます。また欠席ということになっても、文学学校あてのFAXやメールを使って、合評に付される作品についての意見をクラスに届けることはできます。また、クラスの中でできるだけ早く親しい人をつくることをおすすめします(文学学校は、できやすいです)。その人から、クラス情報を教えてもらうことにしてください。講師はどんなことを言っていたか、クラス員はどんな意見だったか、など。
とりあえず、一番都合のつきやすい曜日にされたらいかがでしょうか。半年16回の組会、皆勤の方はそんなに多くありません。
一方、聴講制度というのがあります。事務局で1回につき500円払っていただければ、他のクラスをのぞくことはできます。作品提出は不可。前もって他クラスの作品は入手しにくいので、小説クラスを聴講するのはちょっと無理かと思いますが、詩・エッセイクラスなら、その日に合評する作品をその場で読めますので、聴講をすすめています。ただし、連続してずーっと聴講するのは認めていません。学費を余分に払って2クラス掛け持ち在籍の人もいますから。

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Q【質問】
半年程は昼間で通学できると思うのですが、仕事の都合で、その後昼間は通えないことになりそうです。その場合、夜間や通信教育、休学などに切り替えていただくことはできるのでしょうか。

A【回答】
事務局に届けていただければ、各部間の異動はいつでもできます。休学は継続して1年間以上在籍した方に認めている制度ですが、1年未満の方にも事情によっては認めています。

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Q【質問】
作品の提出ができなかったとしても、入学することに問題はないでしょうか。

A【回答】
問題ありません。そういう方も実際いらっしゃいますが、そのことで居づらくなるということはありません。 いま書けないかもしれないと思っていても、クラス員の刺激や講師の叱咤できっと書けるようになると思いますよ。

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Q【質問】
今回、まだ可能であればぜひ入学したいと思っていますが……。

A【回答】
まだ入学できます。入学開講式が迫っていますので、決心がついたらホームページのトップページからオンラインででも申し込みしてください。 クラス編成の都合があるため、できるだけ早めにお願いします。入学時納入金は、入学式後でもかまいません。

きょう、4人の入学者。2012/10/05 20:12

4名の新入生は次の方々です。

○オンライン申し込み……さいたま市の19歳女性【25歳以下の奨学制度適用】。大学生。通教部/エッセイ・ノンフィクションクラスへ。今秋、一番若い新入生となりました。

○事務局来訪申し込み……堺市の27歳男性。スーパー勤務。体験入学参加。昼間部/小説クラス(金)へ。

○FAX申し込み……京都府の80歳女性。体験入学参加。昼間部/小説クラス(土)へ。今秋、一番高齢の新入生となりました。【大丈夫です。在校生には80代が6、7名、90代が1名いらしゃいます】

○郵送申し込み……神奈川県の57歳女性。通教部/詩・エッセイクラスへ。入学申込書の“入学のきっかけ”欄には、「震災をきっかけに、内なる声が自己表現を学びたいと思うようになった。それでもなかなか一歩をふみ出せなかったが、今だと決心しました」と、あります。

(小原)

10・7秋期入学開講式プログラム2012/10/05 22:25

2012年秋期の入学開講式が、2日後にせまってきました。
明日(土)、明後日(日)の駆け込み入学もOKです。また、文校まで足を運んでいただかなくても、オンラインで入学を申し込むことができます。


7日(日)入学開講式は次のような式次第でとりおこなわれます。文校教室で午後2時開始。
長谷川龍生校長は膝など体調がよくなく、東京から来阪できなくなったため、「文校ニュース」9月29日号1面のプログラムから若干変更になりました。


◆開会あいさつ   〈進行役〉佐久間慶子

◆歓迎あいさつ    大阪文学協会代表理事  高畠寛              
◆全チューター自己紹介ならびに新入生への激励の言葉

◆学生委員会アピール

◆新入生紹介

    〈休憩〉(10分)

◆事務局紹介ならびにお知らせ

◆第92回オール讀物新人賞・受賞あいさつ
               木下昌輝(夜間部・尼子クラス生)


以上、終了するのは、4時ごろを予定しています。そのあと、ビール、ウーロン茶、寿司、お菓子を飲食しながらの交流会です。このとき、出席の新入生みなに自己紹介がてら抱負を述べてもらいます。入学式自体よりも、こちらのほうが文学学校らしさをより味わえるかもしれません。
通教部などの遠方の新入生は、無理してお越しいただかなくてもけっこうです。来阪は、12月のスクーリングまでとっておいてください。
今秋の新入生だけでなく、進級・継続生も出席し、書く意気込みをあらたにしよう! 

(小原)

明日(7日)の入学開講式は準備万端ととのいました。2012/10/06 21:20

大阪文学学校の2012年度秋期の入学開講式は明日。
教室内を掃除し、吊り看板をかけ、“校旗”【写真の右上】を張り出しました。逆L字形のマークは“飛翔”をイメージしていると伝えられています(随分前につくられたもので詳しくはわかりません)。実は、“校旗”だけではなく、“校歌”もあるのですが、あまりにも勇ましい歌なので歌われることはまずありません。

皆さん、入学しようかどうしようか、土壇場まで悩まれているのでしょう。
今日は4名の方が入学手続きをされました。
神奈川県中郡(文藝春秋の広告を見て)、千葉県我孫子市(東京新聞の募集記事を見て)、兵庫県三木市、大阪府箕面市の方々です。

明日、文字どおりの駆け込み入学もOKです。 むろん、入学式に出席いただかなくとも、オンラインで入学を申し込むこともできます。

今春の新入生の皆さん! 進級・継続生の皆さん!
明日の入学開講式に出席されて、書く意気込みを新たにしましょう。
このたび、第92回オール讀物新人賞を受賞された木下昌輝さん(夜間部・尼子クラス生)にもお話していただきます。

(小原)

2012年度秋期の入学開講式。2012/10/07 17:39

大阪文学学校はきょう、秋期の入学開講式を迎えました。 新入生のなかには遠路、徳島から来られた通教部の方も。
本日時点で昼間部17名、夜間部11名、通教部15名で計43名の方が入学されました【まだ入学は受け付けています】。在校生総数は400名に迫ります(ほかに休学生約90名)。
午後2時からの式ではまず、出席された各チューターから新入生への励ましのメッセージをいただきました。そして学生委員会の活動紹介のあと、さっそく新入生の方にも一言ずつ、全員にあいさつをしていただきました。
東京在住の長谷川校長は体調不良で欠席のため講義はなかったのですが、今回は、オール讀物新人賞を受賞されたばかりの木下昌輝さん(夜・尼子クラス)にお越しいただき、文校入学から受賞されるまでの経緯や思いをお話していただきました。【写真】
つづいて今は交流会です。緊張の糸も解け、会場は和やかに歓談がつづきます。これから1年、がんばってください。(銅)

秋期の組会(クラスゼミ)はじまりました!2012/10/09 02:46

夜間部の詩エッセイ・高田クラス
1カ月余りの秋休みを経て、いよいよ昼間部、夜間部の各クラスが今日から一斉にスタートしました。今秋期も春期同様、昼間部8、夜間部7クラスの編成です。
昼間部の専科小説・夏当クラスは11名(うち新入生1名)、夜間部の詩エッセイ・高田クラス【写真】は12名(うち新入生2名)の構成です。
簡単な自己紹介や各人の作品締切日を決めたあと、さっそく提出作品の合評をおこないました。

通信教育部(13クラスの編成)の秋期第1回作品提出締切は、こんどの土曜日(13日)です。今日、新入生を含めて4名の方ら作品が届きました。まだの方、がんばって書いてください。
13日に遅れると、『樹林』明年1月号(通教部作品集)に自作品が載るチャンスをみすみす逃がすことになりかねません。
でも、14日以降の提出分も2週遅れまで受け付け、担当講師からアドバイス批評(個別評)は受けられます。また、12月スクーリングの前段に持つプレ・スクーリングで、合評に付される機会はあります。

(小原)