「読書ノート」に対する、各チューターの『ノート評』をとどけています。2010/03/30 18:53

昨日、今日と、各チューターによる『読書ノート評』を、「読書ノート」提出者に送り届ける作業をしました。
2月中旬に締め切った「読書ノート」の提出は、49編で、休学者をのぞく全校生444名の1割強の人たちしか「読書ノート」に取り組んでくれていませんでした(いつもと、そんなに変わりないのですが)。提出された一編一遍に各チューターが懇切な批評を書いてくれるというのに、もったいないことです。
各チューターから今日までに届いた分、31名の『読書ノート評』を、戻ってきた「読書ノート」といっしょに送りました。まだの方は、もうしばらく待ってください。
送る作業をしながらついつい、個々の「読書ノート」を読んでしまいます。今回、ぼくにとってとりわけ印象深かったのは、つぎの諸氏のものでした。
伴(音谷クラス)、野田(成田ク)、佐藤(佐伯ク)、渡月(中塚ク)、草野(川上ク)、齋藤(朝比奈ク)、花房(朝比奈ク)、松本(たなかク)、安藤(佐伯ク)。
とくに、花房さんの川上未映子『乳と卵』をとりあげた「読書ノート」は、いろんな文献にあたりながら、文体論にまで及ぶ20枚を超える労作だった。

(小原)

第30回大阪文学学校賞発表2010/03/31 22:52

授与は、4月11日(日)入学開講式席上でおこなわれます。
各部門の受賞、佳作、奨励賞それぞれに賞金5万円、3万円、2万円が授与されます。

小説部門(応募14編+「樹林」年間掲載作75編のうちから)
二上法幸「パンチョの青い空」(樹林 09年12月号)
佳作:清水園子「点心橋筋商店街、古本珈琲茶房居眠堂」(応募)
奨励賞:平田基記「うっちょかれ」(樹林 09年12月号)

詩部門 (応募56編+「樹林」年間掲載作185編のうちから)
鶏間 樫「インスタントコーヒーの空き瓶」(樹林 09年12月号)
佳作:眞住居明代「ミスタードーナツにて」(応募)
奨励賞:多岐流二「部屋」(樹林 09年7月号)

エッセイ・評論・ノンフィクション部門(応募12編+「樹林」年間掲載作66編のうちから)
大窪純子「空にもさよなら」(応募)
佳作:高濱 光「のぼちん」(樹林 09年11月号)
奨励賞:田中クロウ「西向く元ヤン、かわいがり百景」(樹林 09年5月号)