荒川洋治さんの来校日(3月4日)決定!2012/01/19 17:35

特別講座
ゲスト・荒川洋治さん(現代詩作家)
2012年3月4日・日曜・午後2時から4時
大阪文学学校教室

●第18回現代詩実作講座
  ――受講生作品に寸評を加える
  ☆詩作品の提出締切は2月21日(火)まで、文校事務局へ。
  ☆一人一編のみ、本文25行以内。

●講演  【読書と文学】
  ――昭和が終わって約四半世紀。文学風土記、人国記、文学史、作家論集、小説の新書、詞華集、文学全集など昭和期の刊行物をもとに、読書と文学のかかわりを語る。



●【あらかわ・ようじ】●
1949年、福井県生まれ。詩集に『渡世』(筑摩書房・第28回高見順賞)、『空中の茱茰』(思潮社・第51回読売文学賞)、『心理』(みすず書房・第13回萩原朔太郎賞)、エッセイ・評論集に『忘れられる過去』(みすず書房・第20回講談社エッセイ賞)、『文芸時評という感想』(四月社・第5回小林秀雄賞)、『詩とことば』(岩波書店)など多数。現在、太宰治賞、高見順賞、中原中也賞の選考委員。新刊に『日記をつける』(岩波現代文庫)、『昭和の読書』(幻戯書房)、『忘れられる過去』(朝日文庫)。

修了生・朝井まかてさん、3冊目の長編時代小説刊行。2012/01/23 21:18

すかたん
4年前の文校夜間部修了生、朝井まかてさんの新刊が本屋に並んでいます。
長編時代小説『すかたん』(講談社)、定価1,600円+税。
背表紙に“仕事に恋に精を出す浪華の江戸娘奮戦記”と――。
1月13日の本〈文校ブログ〉参照。

●今夜の、夜・文章講座(担当・葉山郁生チューター)の参加者は20名でした。次回は、2月20日(月)。

(小原)

課題図書「読書ノート」を提出しよう2012/01/24 22:49

締切/2月4日(土)
枚数/20枚前後まで。3~5枚でも可。一人一編に限る。
提出先/文学学校事務局(直接チューター宅へは送らないでください)
提出者には、推薦チューターによる「ノート評」をお届けします。

【課題図書リスト】
著者/作品名/出版社/推薦チューターの順です。なお、頭に●がついている図書については、11年秋期「学習の手引き」p.6~8に紹介文が載っていますので、参考にしてください。

○鷲田清一/感覚の幽い風景/紀伊國屋書店/木澤豊【下の方に紹介文あり】
●レイモンド・カーヴァー/水と水とが出会うところ/中央公論新社/木澤豊
●大塚英志/ストーリーメーカー 創作のための物語論/アスキー新書/真弓創
●小川洋子/人質の朗読会/中央公論新社/稲葉祥子
●川上未映子/乳と卵/文藝春秋/朝比奈敦
●高村光太郎/高村光太郎詩集/岩波文庫/冨上芳秀
○佐々木中/切りとれ、あの祈る手を/河出書房新社/四宮秀二
●内田百けん/ちくま日本文学1内田百けん/筑摩書房/岩代明子
○安部公房/赤い繭(『壁』所収)/新潮文庫/川上明日夫
●夏目漱石/こころ/(各出版社)または姜尚中/悩む力/集英社新書/松本衆司
●池澤夏樹/南の島のティオ/文春文庫/苗村吉昭
●ドストエフスキー/未成年/(各出版社)/夏当紀子
●アリス・マンロー/イラクサ/新潮クレスト・ブックス/成田素子
●イーユン・リー/千年の祈り/新潮クレスト・ブックス/平野千景
●鎌田慧/橋の上の「殺意」/平凡社/音谷健郎
●シュリンク/朗読者/新潮文庫/高畠寛
●坂口安吾/堕落論/続堕落論/新潮文庫ほか/中塚鞠子
●宮澤賢治/好きな童話を一篇とり上げる/新潮文庫ほか/たなかよしゆき
●スタインベック/二十日鼠と人間(新訳はハツカネズミ)/新潮文庫/岡保夫
●小池真理子/水無月の墓/新潮文庫/青木和
●堀江敏幸編/記憶に残っていること/新潮クレスト・ブックス/佐久間慶子
●金時鐘/「在日」のはざまで/平凡社ライブラリー/高田文月
●親鸞語録/歎異抄/岩波文庫/日野範之
●室生犀星/われはうたえどもやぶれかぶれ/講談社文芸文庫/飯塚輝一
●三島由紀夫/仮面の告白/新潮社/石村和彦
●丸谷才一/樹影譚(じゅえいたん)/文春文庫/津木林洋
○安部公房/燃えつきた地図/新潮社/奥野忠昭
○チャールズ・ブコウスキー/パルプ/新潮文庫/尼子一昭
●ガルシア・マルケス/予告された殺人の記録/新潮文庫/小原政幸

【鷲田清一『感覚の幽い風景』】
 詩は感覚から初動する。だが、感じることは、身体の表面だけのことではないようだ。その深みを探りたい。自分の日常感触の一つずつを、この書を入り口に確かめてみればどうだろう。あなたの場合をレポートしてほしい。他者の感受性をも挑発する。〈木澤豊〉


※課題図書以外の「読書ノート」は受け付けません。

ちなみに、通教、昼間、夜間部あわせて、前回(11年8月締切)には47編、前々回(11年2月締切)には45編の提出がありました。

(小原)

沼田まほかるさん、おめでとうございます。2012/01/26 19:39

【写真】は今朝の朝日新聞・社会面の切り抜きです。
沼田まほかるさんの第14回大藪春彦賞受賞を祝します。
沼田まほかるさんは、1985年4月から大阪文学学校昼間部に3年間在籍されています。その間に、40枚の小説作品で大阪文学学校賞を受賞されています。
2004年、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、新潮社から単行本化。その受賞作は、08年に文庫化されてから爆発的な売れ行きをしめし(60万部を超えたとか)、“まほかる事件”とか“まほかる現象”とかよばれているようです。どこの本屋でも、『九月が……』や今回の大藪賞受賞作『ユリゴコロ』のほかにも、まほかるさんの著書は山積みされています。ぜひ、手にとってみてください。

(小原)

2012年度春期生、入学第1号、第2号。北海道から、岡山から。2012/01/27 15:50

4月開講の2012年度春期生の第1号は、北海道釧路市41歳・男性でした。その方の入学申込書は、郵便で届きました。北海道からは2年半ぶりに文校生の誕生です。手紙も添えられていて、「大阪は大好きな街なので、スクーリングが楽しみです」とありました。
またパソコンを開いてみると、岡山県美作市の22歳・男性からオンライン入学がありました。通教部/詩・エッセイクラス希望のこの方が、12年春期入学第2号。

今春の入学開講式は、4月8日(日)を予定しており、その日まで新入生を募集します。 入学の気持ちが固まっている方は、早めに入学していただき、書くことに取り組んでください。

(小原)

12年春期新入生、3人目、4人目。2012/01/28 20:39

春期新入生3人目は、枚方市の女性で、入学申込書には「田辺聖子さんのエッセイを読んで、彼女のいた学校はどこなんだろうと探したのがきっかけです。ファンタジーや旅の話などが書きたいです」とありました。
4人目は、富田林市の女性で、入学申込書には「一昨年秋から、ある分野のBlog管理人です。ある程度アクセスがあって書くことに興味が沸きました。恋愛小説が書きたいです」と。
枚方市の女性は夜間部の3クラスを見学したあと、富田林市の女性は昼間部1クラス、夜間部1クラスを見学したあと、どちらも金曜日の夜間部・小説クラスへ入学を決められました。
なお枚方市の女性は、4月の春期開講まで待てないということで、年間学費10万2千円に1万6千円上乗せして、昨晩から文校生となりました。

●金時鐘さんの昼・詩の連続講座の参加者は27名でした。金さんの次の講座は、2月25日(土)午後3時からです。

(小原)

5人目の春期新入生!2012/01/30 22:27

5番目の春期新入生は、今日の昼間、専科の審査作品持参で来校し手続きされました。夜間部希望の高槻市の20代半ばの女性で、入学申込書には「別の小説学校に通っていましたが、より厳しい環境に身を置きたいと思いました。定めた“10年以内に芥川賞”の目標達成に尽力します」とあります。
1月のうちに、4月からの新入生が5人も誕生したというのは、ぼくが事務局で仕事するようになって19年、初めてのことです。

●山田兼士チューターの夜・詩の連続講座の参加者は10名でした。山田チューターの次の講座は、2月27日(月)午後6時半からです。

(小原)

6人目の春期新入生。2012/01/31 21:37

今日もまた、春期新入生(6人目)が誕生しました。大阪市内の25歳・女性。3番目の方と同じように、4月春期開講に先立って、今週から金曜日・夜・小説クラスに在籍します。

(小原)