文校ブログ−「事務局日誌」

第３４回大阪文学学校賞の各部門の受賞者は、次のように決定しました。授与は、４月１３日（日）入学開講式席上でおこなわれます。

〈小説部門〉（応募19編＋「樹林」年間掲載作26編のうちから）
本賞…石井渉「お下げ髪の小夜」（樹林 14年２月号）
佳作…黒住純「カクテル」（樹林 13年11月号）
奨励賞…長瀬春代「柿木」（樹林 13年６月号）

〈詩部門〉（応募35編＋「樹林」年間掲載作19編のうちから）
本賞…畑章夫「記憶」（応募）
佳作…奥田寿子「娘」（樹林 13年６月号）
奨励賞…中林経城「報ひ」（応募）

〈エッセイ・評論・ノンフィクション部門〉（応募11編＋「樹林」年間掲載作17編のうちから）
本賞…該当作なし
佳作…西清治「指紋の話」（応募）
奨励賞…吉田則子「部屋」（応募）


●今日の入学者は今の時点（午後５時）で、５名。４日（金）昼の部の体験入学に参加されていた広島市の女性も、通教部・小説クラスへ。

（小原）

０９年４月から３年間、文校の昼間部や夜間部に在籍されていた馳平啓樹さんの小説「出国」が、今日店頭に出た『文學界』５月号に掲載されています。 また同誌には現在、昼間部・奧野クラスに在籍中の奥田寿子さんの小説「女ともだち」も載っています。

馳平さんの小説が『文學界』に載るのは、文學界新人賞受賞作「きんのじ」（１１年１２月号／文校在籍時）、「春寒」（１２年２月号）、「曖昧な風が吹いてくる」（１２年７月号）、「クチナシ」（１２年１１月号）、「三千階段」（１３年８月号）についで６度目。
書店で買い求めて、ぜひ読んでください。

（小原）

昼間部・奧野クラスに在籍中の奥田寿子さんが同人誌『あるかいど』５０号に発表した小説「女ともだち」が、２０１４年上半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』５月号に転載されています。今日から本屋に並んでいます。
奥田さんは０８年１０月から、夜間部を経て昼間部にずっと在籍。

過去にも、修了生の島田奈穂子さん（１３年下半期）、夏当紀子・昼間部チューター（１２年上半期）、修了生の髙橋陽子さん（１１年下半期）、同・西村郁子さん（０９年下半期）、朝比奈敦・元通教部チューター(０７年下半期)、奥野忠昭・昼間部チューター(０７年上半期)、岩代明子・通教部チューター(０６年下半期)の作品が同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』(発行・文藝春秋)に転載されています。岩代さんの作品は、文校発行の『樹林』に発表された作品でした。

(小原)